旧手宮線沿い、小樽歯科衛生士専門学校の斜め向かいにあるBar「Wackey's」。
「線路の上を歩いている犬」を描いた看板が目印だ。
店名の由来となった「Wack」という英語スラングは「奇人・変人」等の意味があり、「個性的な人たちが集まる場になってほしい」というマスターOさんの気持ちが込められている。
真っ赤なドアを開け店内に入り、目隠し代わりのラスタフラッグを潜り抜けると、左手にある5~6席ほどの真っ赤なカウンターを薄暗い照明がぼんやりと照らし、なんとも怪しげな大人の雰囲気を醸し出している。
右手には人の背丈ほどの大きなスピーカーが2発と、ハウスやディスコなどダンスミュージックを中心とした様々なジャンルのアナログレコードが壁一面に飾られている。 実はマスターのOさん、以前はハウスミュージックなどのDJをしていた方で、カウンターの奥にはターンテーブルも設置されており、雰囲気をリクエストするとリクエストに合うようなレコードを探してかけてくれる。
音楽好きな外国人のお客さんも多く、店名の通り「Wackys」が集う隠れ家的なBarといった趣だ。
肝心のお酒は、ウイスキーやジンなどの定番のリキュールや日本酒、焼酎などのほか、アブサンなどのちょっと珍しいお酒も各種用意されており、メニューにないカクテルなども頼めば作ってくれることも。
マスターのこだわりで、お酒が薄まりやすい通常の製氷機で作った氷は使わず、氷屋さんで仕入れた板氷をいちいちアイスピックで削って提供してくれる。 小樽では珍しく「ハートランド」の生ビールが飲めるのも特徴だ。
料金はソフトドリンクが300~400円、アルコールは基本全品500円と非常にリーズナブル。
営業時間は基本20時~24時程度だが、お客さんが帰らない限り朝方まで営業をしてくれることもあり、時間を気にせずゆっくりと飲むことができる。
また、音楽に限らずマニアックな知識を多数持つマスターの話も長居を促す。
小樽に住む方も観光で来られる方も、ぜひ一度このディープな雰囲気を味わいに訪れていただきたい。
WACKY'S
住所
〒047-0031
北海道小樽市色内1丁目14-5